ロワール自然派ワインの代表する造り手マルク・アンジェリ。彼はあくまでも農業者でありたいとのことから、「ドメーヌ」ではなく、「ラ・フェルム(農場)」を名のっています。甘口のワイン造りの魅力にとりつかれた彼は、フランス各地で醸造を経験し、ロワールで自らのワイン造りをスタート。
マルク.アンジェリ氏の畑は一見しただけで他の畑と違うことが分かります。まず、樹を留める杭とワイヤーがなく、畑の周り中が森に囲まれていて馬で畑を耕している光景が目に映ります。彼によると、ワイヤーを使うと太陽の当たる部分が限られてしまうだけではなく、風通しまで悪くなり病気が発生しやすくなるとのことで、風通しが良ければ、悪い菌の発生や繁殖を防げるのだと考えています。
現在は「ボヌゾー」では最高の評価を受けているが、その他のシュナン・ブランから造られる白ワインはどれも素晴らしいものとなっています。
2005年の彼の来日時に試飲会で会ったのですが、にこやかな笑顔で、一つ一つ丁寧に解説してくれる穏やかな人物でありました。
ラ・フェルム・ド・ラ・サンソニエール アンジュ・ブラン ”ラ・リュヌ”2003(白)
「月」という名前の畑からのワイン。ふわっと白い花の香りが立ち上がります。そして、2003年の猛暑の影響を受けてか、例年よりもくっきりとハチミツのニュアンス。ふくよな旨味とやさしい甘味が広がる絶妙なバランスの癒し系白です。やや甘口です。